精油は、信頼のおける販売店から購入しましょう。そして、必ずアロマテラピー用の精油を購入して下さい。
精油は、100パーセント天然のものですが、実際植物の中に存在しているときより濃縮されていますので、原液を直接肌に用いないこと。使うときは、アルコールや他の植物オイルで希釈してから使用して下さい。
希釈率は、1%を上限として下さい。通常のドロッパー瓶では、1滴が約0.05mlです。トリートメントオイルを作るときの目安として、10mlのキャリアオイルに対して、精油2滴という具合です。
また、肌の敏感な部分目元、口元、粘膜などには、たとえ希釈したオイルでも使用しないで下さい。
飲用は、しないで下さい。誤って飲み込んでしまったときは、大量の水を飲んで下さい。そして速やかに医師に相談して下さい。
精油は、引火性がありますので、火の元には、十分な注意をして下さい。
精油には、光毒性のあるものがあります。柑橘系の精油を入手する際は、そのことに留意し、わからないことがあれば、販売店の方に相談しましょう。(光毒性・・・肌につけた直後に光にあたると、赤く腫れたり、シミになったりします。)
次の方への精油の利用には注意が必要です。
子供への利用・・・3歳以下の子供には、精油を用いないこと。キャリアオイル自体に、血行促進などの手助けになるものがあります。また、12〜15歳以下の子供への精油の利用は、大人の使用量の半分以下にして、更に試してから使用するようにしましょう。
お年寄りへの利用・・・あまり香りの強いものや刺激の強いものは、避けましょう。そして、利用には、十分にカウンセリングを行い、体調に注意して実施しましょう。
肌の弱い方への利用・・・こちらも、十分に注意をして利用しましょう。
妊娠中の方、現在医師にかかっている方は、事前に医師と相談してから、施術を受けることをオススメします。
精油は、前述の通り、自然ものですので劣化もします。保存方法と期限には、十分に注意して取り扱って下さい。
精油は、空気や水、光、温度変化を嫌います。したがって、遮光瓶に入っていて、ビンの蓋は、きっちり閉めて、
冷暗所に保存しましょう。そして、開封したら、半年から1年以内に使いきりましょう。特に柑橘系の精油は、
劣化が早いので、半年ぐらいで使い切ることをオススメします。
期限が切れた精油は、クリーナーなどに利用しましょう。ハウスキーピングが楽しくなります。